
【完全ガイド】お風呂の黒カビ掃除|原因・落とし方・再発防止まで徹底解説
お風呂掃除をしていると、どうしても気になってくるのが黒カビ。
「こすっても落ちない」「気づくとまた増えている」──そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、お風呂場に黒カビが発生する原因から、効果的な落とし方、さらに再発させないための習慣までを、実体験を交えながら詳しく解説します。
お風呂に黒カビが発生する原因とは?
黒カビの正体は「クラドスポリウム属」というカビの一種です。このカビは、私たちの生活環境の中に常に存在しており、条件が揃うと一気に繁殖します。
特にお風呂場は、
- 湿度が高い
- 温度が20〜30℃と安定している
- 皮脂や石けんカスといった栄養が豊富
という、黒カビにとって理想的な環境です。
ゴムパッキンやタイル目地、天井の四隅などに発生しやすいのは、湿気がこもりやすく、乾きにくい場所だから。さらに黒カビは、表面だけでなく素材の奥深くまで根を張るため、普通の掃除ではなかなか落ちません。
黒カビ掃除の基本|落とす前に知っておきたい3つのポイント
黒カビをきれいに落とすためには、やみくもにこするのではなく、次の3つを意識することが大切です。
- 水気をしっかり取ってから洗剤を使う
- カビを殺菌できる洗剤を選ぶ
- 放置時間を守る
特に見落としがちなのが「水気を取る」工程。濡れたまま洗剤を使うと成分が薄まり、十分な効果を発揮できません。
【即効性重視】黒カビを落とす最強の方法は塩素系カビ取り剤
結論から言うと、頑固な黒カビを確実に落としたいなら塩素系カビ取り剤が最強です。塩素の力でカビの色素を分解し、菌そのものを死滅させてくれます。
基本的な使い方
- 窓を開け、換気扇を回す
- ゴム手袋・マスクを着用する
- 黒カビ部分の水気をタオルで拭き取る
- カビ取り剤を直接スプレー
- 5〜15分放置(必ず説明書を確認)
- シャワーでしっかり洗い流す
初めて使ったとき、黒カビがみるみる薄くなっていく様子に驚く方も多いはずです。
注意点
塩素系洗剤は効果が高い反面、刺激も強めです。酸性洗剤(クエン酸など)と混ぜるのは厳禁。また、長時間放置しすぎると素材を傷める原因になります。
【ゴムパッキン専用】落ちない黒カビに効く湿布法
一度根を張ったゴムパッキンの黒カビは、スプレーするだけでは落ちないことも。そんなときにおすすめなのが湿布法です。
手順
- キッチンペーパーを黒カビ部分に貼る
- その上からキッチンハイターを染み込ませる
- 乾燥防止のためラップで覆う
- 30分〜1時間放置
- ペーパーを剥がし、しっかり洗い流す
洗剤が垂れずに密着するため、黒カビの根までしっかり作用します。
【安全重視】塩素臭が苦手な人向けの黒カビ掃除方法
「塩素のニオイがどうしても苦手」「小さな子どもやペットがいる」という場合は、酸素系漂白剤+重曹を使う方法もあります。
作り方と使い方
- 重曹:酸素系漂白剤:水 = 2:1:少量
- ペースト状にして黒カビに塗る
- 30〜60分放置
- 歯ブラシなどで軽くこすって流す
強力さでは塩素系に劣りますが、軽度の黒カビなら十分対応できます。
【場所別】お風呂の黒カビ掃除ポイント
- ゴムパッキン:塩素系+湿布法
- 天井:柄付きワイパーに洗剤を含ませて拭く(直接スプレーしない)
- 壁・床:週1回、中性洗剤で皮脂汚れを落とす
- 排水口:ぬめりを残さないことが最大の予防
【再発防止】お風呂の黒カビを防ぐ正しい習慣
実は、黒カビ掃除で一番大切なのは「落とすこと」よりも「増やさないこと」。
毎日の習慣
- 入浴後、壁と床に冷水シャワーをかける
- スクイージーやタオルで水気を取る
- 換気扇は最低1〜2時間回す
これだけで、黒カビの発生率は大きく下がります。
【要注意】黒カビ掃除でやってはいけないNG行動
- 熱湯をかける(内部のカビが活性化する)
- 強くこする(素材を傷つける)
- 洗剤を混ぜる(危険)
まとめ|お風呂の黒カビは正しい掃除と予防で防げる
お風呂の黒カビは、正しい方法を知っていれば怖くありません。
- 頑固な黒カビは塩素系洗剤で確実に除去
- 落とした後は水気と換気を徹底
- 毎日の小さな習慣が最大の予防になる
少しの工夫で、お風呂掃除はぐっと楽になります。ぜひ今日から試してみてください。


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