
腕時計の電池交換を自分で行う方法|注意点・必要な工具・電池型番一覧
腕時計が突然止まってしまったとき、多くの場合は電池切れが原因です。
時計店に持ち込めば安心ですが、費用や時間が気になり「自分で電池交換できないかな?」と思う方も多いのではないでしょうか。
実は、腕時計の電池交換はモデルによっては自分で可能です。
ただし、正しい工具や注意点を知らずに行うと、故障や防水性能の低下につながることもあります。
この記事では、
腕時計の電池交換を自分で行う方法
必要な工具と注意点
よく使われる電池の型番一覧
を分かりやすく解説します。
腕時計の電池交換を自分で行うメリット・デメリット
メリット
・電池交換の費用を抑えられる
・好きなタイミングで交換できる
・シンプルな時計なら短時間で完了
デメリット
・内部を傷つけるリスクがある
・防水性能が落ちる可能性
・高級時計や特殊構造には不向き
普段使いのクォーツ時計向けの作業だと考えておきましょう。
自分で電池交換しやすい腕時計の特徴
以下の条件に当てはまる時計は、比較的セルフ交換しやすいです。
・裏蓋がはめ込み式(スナップバック)
・防水性能が低い、または非防水
・国産の一般的なクォーツ時計
・高級ブランドではない
ダイバーズウォッチや高価な時計は、専門店がおすすめです。
腕時計の電池交換に必要な工具
裏蓋オープナー
裏蓋を開けるための工具です。
こじ開けタイプは初心者でも使いやすいです。
精密ドライバー
電池を固定している金具を外す際に使用します。
サイズが合ったものを使いましょう。
非金属製ピンセット
金属製はショートの原因になるため、
プラスチック製や竹製がおすすめです。
新しいボタン電池
必ず時計に合った型番を用意します。
次の章で詳しく解説します。
腕時計の電池交換方法【基本手順】
-
明るく安定した場所で作業する
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裏蓋をゆっくり開ける
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古い電池をピンセットで外す
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新しい電池を向きに注意して入れる
-
パッキンを確認し、裏蓋を閉める
無理に力を入れないことが最大のポイントです。
腕時計の電池交換を自分で行う際の注意点
ここは必ず押さえてください。
・防水パッキンを傷つけない
・電池を素手で触らない
・内部の歯車やコイルに触れない
・ホコリが入らないよう注意する
特に防水時計は、自己交換で防水性能が失われる可能性があります。
腕時計でよく使われる電池の型番一覧
腕時計にはさまざまなボタン電池が使われています。
以下は、使用頻度の高い代表的な型番一覧です。
主な腕時計用ボタン電池
・SR626SW(377)
一般的なアナログ腕時計に多い
・SR621SW(364)
薄型時計、小型ケース向け
・SR920SW(371)
クロノグラフ付き時計など
・SR516SW(317)
レディース腕時計に多い
・CR2016 / CR2025
デジタル腕時計、スマートウォッチ系
※「SR」は酸化銀電池、「CR」はリチウム電池です。
必ず元の電池に記載された型番と同じものを使用してください。
電池交換をお店に任せたほうがいいケース
次の場合は、無理せず専門店に依頼しましょう。
・高級ブランドの腕時計
・防水性能が重要なモデル
・裏蓋が開かない
・交換後に動かない
結果的に修理費用を抑えられることもあります。
まとめ|腕時計の電池交換は型番確認と慎重作業が重要
腕時計の電池交換は、
対応できる時計を見極め、正しい型番の電池を使うことが何より大切です。
簡単なクォーツ時計であれば、自分で交換することで節約にもなります。
少しでも不安がある場合は、無理をせずプロに任せる判断も大切です。
正しい知識を身につけて、安全に腕時計を長く使い続けましょう。


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