特養ホームの感想
5年間母を自宅介護を一人で行っていましたが、私がうつ病2級ということで、ケースワーカーさんがこのままでは共倒れになってしまうので、施設に入所させた方が良いと言われて、そのときはあまり実感がなかったのですが、今になってみると身に染みて入所させて頂いて良かったと思っています。
当時は要介護度が3でしたが昨年に4になりました。認知症もだいぶ進んでしまい、私一人ではとても面倒を見られなくなりました。
最初のうちは「いつ家に帰れるの?」と言われるととてもつらくて困ってしまいましたが、我慢をして笑顔で「ここがお母さんの家なんだからここにずっといるんだよ、そのかわり僕が毎日ここに来ているじゃないか、だから自宅にいるのと変わらないよ」と言って納得させていました。実際12時頃から20時55分までほぼ毎日通っていました。
面倒見の良さ
1年ほど前、施設の相談員の方から「夜中に精神状態が少し不安定なので、今度母を認知症専門の病院で一度診てもらいましょう」ということで私も一緒に連れて行ってくれました。
いろいろと検査をしたところ、すでに認知症は中程度になっているということでした。
やはり少し不安感が強いので薬を飲んだほうが良いでしょうと、薬を処方してくださいました。
的確な指導
一番驚いたのは、面会は多くても週1回にしなさいと先生に言われたことです。少しでも母のためになればと思いかなり無理をして面会をしていたのですが、私が毎日面会に行くと母と施設の介護の係りの人との信頼関係ができないので、あまり行ってはいけないということでした。
それからは先生の言いつけを守って週1回に改めて面会に行くようにしました。すると先生のおっしゃる通り以前より施設に慣れてくれたようです。
面会時間も1時間程度と言われたのですが、さすがにかわいそうなので14時頃から19時30分くらいまでにしました。
困るのは食事
困るのが、食事です。毎食きちんと食べてくれないので困っています。味付けが薄味なのか「まずい」と言って完食してくれません。
面会の日は夕食だけ付き添って、なだめながら40分くらいかけて「頑張って食べようね」と言って全部食べるようにしていますが、普段はご飯とみそ汁は食べるのですがおかずを食べていないそうで、副菜は30%くらいしか口にしないとのことでした。
もっともあまりにお腹がすくと私がいなくても完食することもあるそうですが、稀なことでほぼ毎日残しているようです。
でも、介護の係りの方が辛抱強く頑張って母に食事を食べさせていただいて感謝しております。
おかげさまで栄養面ではまだ大丈夫だそうで安心してますが、できれば全部食べてもらいたいです。(あまり贅沢は言えませんね)
まとめ
とても施設の皆さまが親切で、よくわからないうちは不安もありましたが、入所者に対してとても一生懸命に接して頂けたので大変感謝しております。
経済的なこともあってとても民間の老人ホームには入所させることができない私にとってこのような特別養護老人ホームに入所させていただいて幸せです。
入所するのが難しいと言われていますが、特別養護老人ホームに入所を検討中の方が最短で申請する方法がご参考になればと思います。もしよろしければ読んでみてください。
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