万年筆のインクカートリッジは百均の交換インク
机の引き出しを整理していたところ、40年くらい前の安価な物(当時で300円くらい)が出てきました。当時学校へ持って行くのに無くしてもあまり気にならないように購入して使っていたものです。
色はブルーブラック
プラスチック製でブルー一色のもので、ペン先は金色(真鍮?)です。せっかく見つかったので早速使ってみようとインクのカートリッジを見ると国産のメーカーのものとはまったく違うので取り付けられません。そこで、ダイソーの万年筆用のカートリッジを見てみると大変よく似た形状だったので、もしかしたら使えるかも知れないと思い買ってみました。(5本入りで110円)色はブルーブラックでした。
帰宅してすぐに万年筆からカートリッジを外してぬるま湯に浸けてみました。すると真っ黒なインクが出てきたので今まではブラックを使っていたようです。
できれば私もブラックが良かったのですが、残念ながら売っていなかったのでブルーブラックで我慢するしかありません。
さて、万年筆が綺麗になる前にいろいろ調べてみました。するとメルカリで同じものが(グリーンでした)売られていました。
ペン先は銀色でしたので少しバージョンが違うのかも知れません。
カートリッジは何?
ググってみましたら、どうやらフランス製のようです。持っている人はやはりカートリッジが無くて困っているようでした。コレクターのようで、珍しいものを蒐集しているようです。
やはり、純フランス製のオリジナルは1本持っておいても良いと思います。高いものではありませんから。
これは、まだフランス製のもので年代も古いので数も少ないようです。安価なものなのでほとんどが使われなくなればゴミ箱行きになってしまったと思われます。
当時は百均などまったく考えられない時代でかなり安く販売されていました。おそらく学生用に作られたのでしょう。
元はフランス製でしたがBiCに買収されて今の物はロゴが変わってしまったようです。
ペン先にイリジウムが無くそれっぽく作られていますが、一応書き味は普通です。通常の万年筆とはいかないまでも、文字を書くには十分です。
コレクションとして持っていても書けないのはさみしいので、なんとか使えるように頑張ってみます。
そろそろ、インクも流れて綺麗になった頃だと思ってよくゆすいでみました。もうインクもにじみ出てこないので大丈夫だと思ってよく拭いてダイソーのカートリッジを取り付けてみました。
思った通りぴったりと取り付けられました。「さあこれで使えるぞ!」と喜んで思って書いてみたもののまったくインクが出てきません。洗浄が悪かったのかと思い一晩水に浸けて様子をみてみました。
翌日、カートリッジを取りつけてみましたがやはりインクが出てきません。再度ぬるま湯に浸けたところ不思議なことにインクがまったく溶け出してこないのです。
どうも万年筆の中にインクが入っていないらしく、これでは書けるはずがありません。
ボールを落とし込む
そこでカートリッジをよく見ると中央の奥に方にプラスチックのボールがはめ込んでありました。
どうやらダイソーの万年筆よりもカートリッジを取り付ける際にカートリッジの取り付け部分が短いようです。(2枚上の写真参照願います)
そこで、つまようじを使って周りを傷つけないようにプラスチックのボールを押し込むとボールが中に落ちてつまようじの先が青く染まりました。
インクが補充されていなかったので、書けなかったのです。今度はカートリッジを取り付けたところ書けるようになりました。
安物でも想い出のある万年筆が使えるようになってほっとしました。
私も最近、万年筆に魅力を感じて少しづつですがコレクションを始めました。もちろんアンティーク専門です。
まとめ
同じようにSTYPENをお持ちでカートリッジで困っている方がいらっしゃったら試してみてください。
一つだけ問題があります。持ち手の所にダイソーの万年筆のように予備のカートリッジを入れられるようになっているのですが、ダイソーの物は少しサイズが大きいのか本体に取り付けるだけで予備のカートリッジは中に入りませんでした。
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